アルデプロ株がストップ安、信用収縮で不動産事業が悪化-業績減額

不動産の再生事業などを行うアルデプロの 株価が、値幅制限いっぱいのストップ安水準となる前週末比1000円(13%)安 の6630円まで売り込まれた。信用収縮の影響により、不動産再生事業において 売却決済の中止や延期が増加。今期(2008年7月期)業績は従来計画予想を 57%下回る状況となった。期末配当見送りも決定し、収益環境の厳しさから売り 圧力が増している。

会社側が13日に発表した業績予想修正によると、今期連結営業利益は前期 比54%減の58億円(従来予想133億7700万円)となる見込み。信用収縮を発 端として金融機関の不動産取引への融資態度が消極的になったことにより、不動 産ファンドなどの投資家の資金調達状況が悪化。同社の販売先でも資金調達の遅 れが増加し、不動産物件の売却決済の中止や延期が生じているという。

業績の悪化を受け、期末配当は従来予想の230円からゼロへと変更。これに より、年間配当も中間期末で実施した230円(前期560円)にとどまる。

三菱UFJ証券の小澤公樹アナリストは16日付で、同社株の投資判断を 「3(市場平均並み)」から「4(アンダーパフォーム)」へと引き下げた。リ ポートでは、修正後の今期PER(株価収益率)は15倍と同業他社4倍との比 較で割高感があると指摘。信用収縮の長期化懸念から来期連結営業利益予想を 65億円(今期予想は会社修正後と同額)とし、来期以降も業績回復は鈍いと結 論づけている。

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