バークレイズ証の森田氏:白川日銀総裁発言で早急な利上げ思惑は後退

バークレイズ・キャピタル証券チーフスト ラテジストの森田長太郎氏は16日、ブルームバーグ テレビジョンとのインタ ビューで、債券相場の見通しなどについて、以下のようにコメントした。

白川方明日銀総裁の定例会見での発言について:

「先週末13日の夕方時点である程度で反応は出ていたが、米連邦準備制度 理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)などインフレ抑制に傾斜を強めて きている主要中央銀行と日銀とは、若干スタンスに違いがあることを確認した という形。中短期債は、金融政策を織り込んでかなり売られてきたので、いっ たん安心感が出そう。あまり早急な利上げに関しては、思惑が後退している」

注目材料について:

「週末の米金利市場は比較的小さな動きだった。株価がかなり堅調になっ てきている。G8(主要8カ国)財務相会合もあって、為替市場でドル高とい うことで、日本株にとってはサポート要因になる。株価の上昇幅が相当大きく なれば、債券にとってネガティブということになる」

「国内の材料はそれほど目立ったものはないが、引き続き米国の金融機関 の決算や一部の住宅関連の指標といったことが材料になると思う。ただ、事前 にいろいろなニュースがある中で、ある程度織り込まれている部分があるので 決定的なものになるかわからないが、リスク要因という形にはなる」

あすの20年利付国債入札について:

「ここのところ、中短期債を中心に金利が上昇する中で、超長期債の需要 はしっかりしていて、生命保険会社などの需要が非常にある。今週の入札でそ れがさらにどの程度買い余力があるのかというところが試される形になる」

今週の新発10年物利回りの見通しについて:

「先週ぐらいから1.8%を超えたレンジに入ってきている。ただ、1.9%や

2.0%をすぐに試してくるかというとそうではなく、もう少し下のレベル1.75% から1.90%程度のレンジか。先物は132円台前半から133円台半ばぐらいだろ う」

--共同取材:吉田尚史 Editor: Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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