日銀:07年度末の家計金融資産は3年ぶり1500兆円割れ-株安で

【記者:日高正裕】

6月16日(ブルームバーグ):日本銀行が16日発表した今年1-3月の資 金循環勘定(速報)によると、2007年度末(今年3月末)の家計の金融資産残 高は前年度末と比べ3.6%減の1489兆6147億円と、02年度以来の前年度割れ となった。1500兆円の大台を割り込んだのは04年度以来3年ぶり。株価の大 幅な下落で家計が保有する株式の評価額が目減りしたことが響いた。

今年3月末のTOPIXは1212.96と、1年前に比べて29.2%値下がりし た。こうした株価の値下がりを受けて、家計が今年3月末時点で保有する株 式・出資金は139兆1712億円と、1年前に比べて30.5%減少した。家計の金 融資産全体に占める比率も13.0%から9.3%に低下した。

一方、家計が保有する現金・預金は775兆1456億円と、1年前に比べて

0.8%増加。金融資産全体に占める比率も49.8%から52.0%に上昇した。保険・ 年金準備金は402兆183億円と1年前に比べて0.4%増加し、金融資産全体に 占める比率は25.9%から27.0%に上昇した。サブプライム(信用力の低い個 人向け)住宅ローン問題に端を発した国際金融市場の混乱の影響や、国内景気 の減速を受けた株価の低迷で、貯蓄からリスク資産への流れに歯止めがかかっ た格好だ。

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