ベトナム財務相:ドン切り下げの意思はない―インフレ抑制が最優先

ベトナムのブー・バン・ニン財務相は15日、 インフレ抑制が最優先の政策課題だとして、通貨ドンを切り下げるつもりはな いとの考えを表明した。クアラルンプールで行われた世界経済フォーラム東ア ジア会議で明らかにした。

同国のインフレ率は1992年以来、最も高い水準にあるが、ニン財務相は政 府の物価抑制策のおかげで来年は10%を下回る水準に沈静化するとの見通しを 明らかにした上で、「経済に大きな影響があるので、ドンを切り下げるつもりは ない」と述べた。

また、同相は「ベトナム経済は特にインフレの影響を大きく受けてきた」 とし、最優先課題は消費者物価の上昇を抑制し、「経済の安定を回復する」こと にあると指摘した。高騰する燃料に対する補助金については、セーフティーネ ットであり、「政治的安定」を確保するものだとし、今月も燃料費を据え置く考 えを明らかにした。

同国の中央銀行は今年に入り、3回利上げを行い、現在の政策金利は年14% と、アジア諸国の中で最も高い。一方で、11日にはドンの参照レートを2%引 き下げた。

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