小野建株が急伸、今期最高益更新に期待高まる-鋼材価格の転嫁進む

鋼材や建設機材などを専門に取り扱う商 社の小野建株が買い気配で始まり、寄り付き後は一時前週末比150円 (8.9%)高の1837円と急伸。同社は13日、鋼材の堅調な需要増加に加え、 価格転嫁が進んでいることを理由に、2009年3月期の業績予想を上方修正する と発表した。過去最高益を更新する見通しで、良好な収益環境を評価する買い が優勢だ。

新たに示されて09年3月期の連結業績予想は、本業のもうけを示す営業 利益が従来計画比27%増の81億9200万円。前期実績は53億400万円だった。 同社広報担当の馬見塚徹氏によると、「前期の第4四半期以降、販売価格が上 昇し、価格転嫁が進んでいる。鉄鋼メーカーが供給を抑えており、今後も価格 水準は高止まりしそうだ」という。また、同社が本社を置く九州では、トヨタ 自動車や日産自動車などの製造工場があり、「鉄鋼の需要は好調に推移してい る」(同氏)そうだ。

東海東京調査センターの高野芳行アナリストは、「半年ぐらい前は、鋼材 価格が上がりにくいとの見方も出ていた中で、小野建は積極的に在庫の積み増 しを行った。今年に入り鋼材価格は高騰をしており、まさに、小野建の見通し が当たった格好。その数字が業績に現れている」と、会社側の経営戦略を高く 評価している。同調査センターでは2月に、小野建株の投資判断を新規に「買 い」としていた。

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