外為見通し:ドル反発は始まったばかり、FRBが物価重視-BN調査

米連邦準備制度理事会(FRB)が物価重 視の政策にシフトし、欧州中央銀行(ECB)より積極的に利上げを行う可能 性が高いため、ドルの反発局面はまだ緒に就いたばかりだ-。外国為替市場に はこうした見方が多い。

ブルームバーグが39社を対象にまとめた予想中央値によると、ドルの対ユ ーロ相場は年末までに2.5%上昇し、1ユーロ=1.50ドルになる見込み。エコ ノミストは、ECBは9月までに0.25ポイントの利上げを実施するものの、年 末までには利下げに転じるとみている。FRBについては、来年7-9月期末 までに合計0.75ポイントの利上げを実施すると予想されている。

BNPパリバのシニア為替ストラテジスト、イアン・スタナード氏は「F RBの軸足に非常に著しい変化が見られた。現在は明らかにインフレ、そして インフレ期待を抑制する必要性を重視している」と指摘。「ドル相場は若干回 復する可能性が高い」と語った。同氏はブルームバーグ調査の2007年為替相場 予想ランキングで首位。

米労働省が13日発表した5月の消費者物価指数(CPI)も前月比プラス

0.6%と、昨年11月以来の上昇を記録して予想を上回る伸びとなり、「来年7 -9月期末までに計0.75ポイントの利上げ」という見通しを裏付けた。

先週のドル相場は、ユーロと円に対する週間上昇率が3年ぶりの高水準を 記録。対円で前週末比3.1%高の1ドル=108円19銭、対ユーロで2.5%高の1 ユーロ=1.5380ドルとなった。

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