米PIMCOのグロス氏、高インフレ・低成長を予想-バロンズ紙

債券ファンド大手、米パシフィック・イン ベストメント・マネジメント(PIMCO)の投資責任者ビル・グロス氏は、 米経済について、「相対的に」高水準のインフレ率が、低調な経済成長と結び付 き、債券市場に複雑なメッセージを送ることになるとの見通しを示した。米経 済紙バロンズ(オンライン版)が15日報じた。

バロンズによると、グロス氏は、同紙が年2回開催している円卓フォーラ ム(投資専門家11人が出席)で「株式市場にとって朗報は、経済成長率がマイ ナスに転じていないこと、そして企業利益が減少していないことだ」と指摘し た。詳細は16日付の同紙に掲載される。

ゴールドマン・サックス・グループのストラテジスト、アビー・コーエン 氏は、米経済は「安定しつつある」ようだと指摘。深刻なリセッション(景気 後退)の可能性は劇的に低下したとの認識を示した。

コーエン氏は「一部にはこれが1930年代以来最悪のリセッションだったと いう見方もあるが、われわれは決してそう思わなかった」と説明。景気の現状 について「素晴らしいということはないが、深い溝にはまったわけでもなく、 浅いくぼみをはうような回復になる可能性の方が高い」との見方を示した。

デルファイ・マネジメントのスコット・ブラック社長は、株式相場は投資 家が金融機関の透明性に満足するまで軟調な推移になると予想。同紙に対し、 2008、09年の米実質国内総生産(GDP)成長率は1-1.5%になるとの見通し を示した。

マーク・ファーバー(香港)の創業者マーク・ファーバー氏は、民主党の バラク・オバマ上院議員が大統領選挙を制する公算が大きいという認識が投資 家の間に広がれば、株式相場は下落する可能性があると指摘。さらに企業利益 は減少し、株式相場を押し下げるとの見通しを示した。

ギャムコ・インベスターズのマリオ・ガベリ最高経営責任者(CEO)は、 生産業者を対象にした新たな景気刺激策を可決するよう議会に要請。また、懸 念材料として個人消費の減少とインフレを挙げたものの、米国株相場は今年上 昇するとの見通しを示した。同紙が伝えた。

-- Editor: Sylvia Wier, Patrick McKiernan

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