今週の米経済指標:5月の住宅着工と住宅着工許可は減少へ-BN調査

【記者:Courtney Schlisserman】

6月15日(ブルームバーグ):今週発表される米経済指標では、5月の住宅 着工件数が減少する見込みだ。エコノミストによれば、住宅市場が引き続き最大 の成長リスクであることが示される見通しだ。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査の予想中央値による と、5月の住宅着工件数は年率換算98万件と、4月の103万2000件から減少す ると予想される。今後の建設件数の目安となる住宅着工許可件数も年率換算96 万件と、前月を下回る見込み。

差し押さえの増加や住宅ローン金利の上昇、不動産価格の下落により、向こ う数カ月間、住宅販売は引き続き落ち込むことが懸念されており、建設会社の新 規着工への意欲は低下している。戻し減税(税還付)が一時的に個人消費を支え たとしても、建設着工の減少は成長の回復を抑制すると予想される。

バークレイズ・キャピタルのシニアエコノミスト、ジュリア・コロナド氏 (ニューヨーク在勤)は、住宅市場の「安定化の最初の兆候は新築住宅販売にな るだろう。しかし、それはまだ見られない」と指摘。住宅「のトレンドは下向き になろう」と予想した。

住宅着工と住宅着工許可は商務省が17日に発表する。住宅着工は3月に95 万4000件と、過去17年間で最低の水準に落ち込んだ。

全米ホームビルダー協会(NAHB)が16日発表する6月の米住宅市場指 数は前月から横ばいの19と、過去2番目の低水準にとどまる見込み。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが19日に発表する5月の米景気先 行指標総合指数(LEI)は前月比横ばいと予想される。

労働省が17日に発表する5月の生産者物価指数(PPI)はエネルギーと 食品の値上がりを背景に前月比1%上昇と、4月の0.2%上昇を上回る伸びとな る見込み。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIは0.2%上昇と、 4月の0.4%上昇を下回る見通しだ。

6月24、25日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、金融政策 が決定される。

調査結果は以下の通り。

ブルームバーグ調査

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経済指標          日付    期間       前回実績    予想
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ニューヨーク連銀指数       6/16      6月      -3.2      -1.5
NAHB住宅指数           6/16      6月        19        19
経常収支(億ドル)     6/17      1Q     -1729     -1733
PPI(前月比)           6/17      5月      0.2%      1.0%
PPIコア(前月比)       6/17      5月      0.4%      0.2%
PPI(前年同月比)       6/17      5月      6.5%      6.8%
PPIコア(前年同月比)   6/17      5月      3.0%      3.0%
住宅着工件数(万戸)      6/17      5月     103.2      98.0
住宅着工許可件数(万件)   6/17      5月      98.2      96.0
鉱工業生産指数             6/17      5月     -0.7%      0.1%
設備稼働率                 6/17      5月    79.7%     79.7%
新規失業保険申請件数
(万件)                   6/19     6月15日  38.4      37.5
失業保険継続受給者数       6/19     6月8日   313.9    313.9
フィラデルフィア連銀指数   6/19      6月     -15.6     -10.0
LEI                     6/19      5月      0.1%      0.0%
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