カナダ・ドル(13日):下落-2年債相場は週間で01年ぶり大幅下落

カナダ2年物国債相場は、週間ベースで 2001年以来の大幅下落となった。インフレ加速を背景に、カナダ銀行による利 下げサイクルは終了との見方が広がった。

カナダ2年物国債(表面利率3.75%、2010年6月償還)の利回りは、1 月以来の高水準に上昇している。カナダ銀行のカーニー総裁は10日、予想外 に政策金利である翌日物貸出金利の目標水準を3%で維持した。この決定に先 立ち、米欧の中銀当局者からもインフレ加速への懸念を表明するコメントが出 されていた。

ローレンシャン・バンク・セキュリティーズの債券担当バイスプレジデン ト、ブノワ・ラロンド氏(モントリオール在勤)は「今週は、見通しに関して 大きな転換がみられた」とし、「消費者物価総合指数のインフレ率は誰にとっ ても懸念材料になりつつある。利下げに代わり、利上げが話題になっている」 と指摘した。

トロント時間午後3時5分(日本時間14日午前4時5分)現在、カナダ2 年物国債の利回りは今週52ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇 の3.40%。週間ベースでは、01年11月16日終了週以来の大幅上昇となる。 この日は1bp上昇、価格は2セント下げて100.67カナダ・ドル。2年債利 回りは、この日および6月10日に、一時3.435%と1月10日以来の高水準を 付けた。

カナダ銀行は自国通貨高と対米輸出需要低迷の影響を緩和するため、昨年 12月から今年4月まで毎回の会合で利下げを実施していた。

カナダ10年物国債(表面利率4%、2017年6月償還)の利回りは3bp 上昇の3.91%。今週1週間では25bp上昇した。この日、価格は24セント下 げて、100.69カナダ・ドル。

カナダ・ドルは、前日比0.5%安の1米ドル=1.0287カナダ・ドル(1カナ ダ・ドル=0.9721米ドル)。前日は1.0240カナダ・ドル。

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