欧州株(13日):続伸、原油安と米利上げ観測後退で-航空株が安い

欧州株式相場は続伸。原油相場の下落に 加え、米国の物価統計と消費者信頼感指標を受けて米連邦公開市場委員会(F OMC)が早急に利上げに動くとの懸念が後退し、買いが入った。

格安航空会社、アイルランドのライアンエアー・ホールディングスと航空 大手のエールフランス・KLMグループが上昇。原油価格の下げ幅が2ドルを 超えたことが買いを誘った。欧州最大のエンジニアリング企業、独シーメンス と通信機器最大手、フランスのアルカテル・ルーセントなど売上高における米 国依存率が高い企業も上昇した。英住宅金融最大手HBOSやスイスの銀行最 大手UBS、独銀大手のコメルツ銀行も高い。

ダウ欧州株価指数は前日比0.5%高の305.70で終了。週間では1.5%安。 金融機関の計上した評価損が4000億ドルに近づき、原油相場が最高値を更新 したことが重しとなり、年初からは16%下げている。ダウ欧州50種株価指数 は0.8%高、ダウ・ユーロ50種株価指数は0.6%上昇した。

バンク・マルタン・モーレルの運用担当者、ジェローム・フォルネリス氏 は「市場は経済成長がトレンドを下回り、インフレがまだ天井を付けていない ことをすでに確信しているため、これとは逆の兆候が表れると一時的に安ど感 が広がる」と述べた。

6月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数 (速報値)は56.7 と、 前月の59.8を下回った。5月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済 み) は変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアベースで市場予想に一致し た。

西欧株式市場では、18市場のうちギリシャとポルトガルを除く市場で株価 指数が上昇した。

ライアンエアーは6.6%高。エールフランスは2%上昇した。サウジアラ ビアのヌアイミ石油鉱物資源相は今月22日に同国のジッダで開催される会議 で、需給要因からみると「不当に」評価されている原油価格の「安定化」に向 けて、解決策を見いだすとの見解を述べた。これを材料に原油市場では売りが 出た。

シーメンスは2.7%高、アルカテル・ルーセントは1.9%上昇。ゴールド マン・サックス・グループはシーメンス株を「コンビクション・バイ(確信的 な買い)」リストに加えた。

シティグループが金融業界の投資判断を引き上げたため、銀行株も上昇し た。

HBOSは14%上昇。英金融サービス機構(FSA)が空売りを制限する 新規制を6月20日から導入する方針を明らかにしたことが買いを誘った。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比12.3ポイント(0.2%)高の5802.8。FT オールシェア指数は同9.19ポイント(0.3%)上げて2955.33。

ドイツのDAX指数は50.80ポイント(0.8%)上げ6765.32。HDA X指数は24.17ポイント(0.7%)高の3485.61。

フランスのCAC40指数は10.00ポイント(0.2%)上昇し4682.30 で 終了した。

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