グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以 下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は4日続落。週間ベースでは3月以来で最悪の下落となった。 住宅ローン金利上昇とそれに伴う不動産需要後退への懸念が重しとなった。

香港の不動産大手サイノ・ランド(83 HK)は約3カ月ぶりの安値で引けた。 アルミニウム生産2位の中国アルミ(チャルコ、2600 HK)はゴールドマン・サ ックス・グループによる予想株価引き下げで売られた。上場初日の重慶機電 (2722 HK)は一時、22%安と急落した。

ハンセン指数は前日比431.56ポイント(1.9%)安の22592.30。前週末比 では7.4%安となり3月7日までの週以来で最悪だった。ハンセン中国企業株 (H株)指数は前日比2.5%安の12213.12。

サイノ・ランドは5.5%安の16.70香港ドル。中国アルミは2.5%安の

11.08香港ドル。重慶機電は19%安の1.05香港ドルで終了した。同社は1株

1.30香港ドルで株式を公開し13億香港ドル(約180億円)を市場から集めてい た。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。CSI300指数は週間で過去最大の下げを記録し、終 値ベースでは2007年4月以来の3000台割れとなった。政府のインフレ抑制策が 企業収益に悪影響を与えるとの懸念が広がっている。

中国最大の上場不動産会社、万科企業(000002 CH)など不動産株が安い。 政府発表の統計で中国本土の住宅価格の上昇率が07年9月以来の低水準となっ たことを嫌気した。中国人民銀行は7日、預金準備率を過去最高に引き上げると 発表している。

交通銀行シュローダー・ファンド・マネジメントで7億9000万ドル相当の 資産運用に携わる鄭拓氏(上海在勤)は、「景気の先行きへの市場の見方は悪化 しつつある」とした上で、「高水準のインフレと引き締め策で、景気改善の兆し は全く見えない。企業収益に対する不透明感も強い」と指摘した。

上海証券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCSI 300指数は、前日比105.52ポイント(3.4%)安の2979.12で終了。昨年4月6 日以来の3000台割れとなった。週間では15%下落。

【インド株式市況】

インド株式相場は反落。週間ベースでは4週続落となった。HDFC銀行 (HDFCB IN)など金融株が安い。7年ぶり高水準にあるインフレの抑制を目指し、 インド準備銀行が11日の緊急利上げに加え、さらに利上げを続けるとの懸念が 背景。

インドの銀行3位のHDFCは約9カ月ぶりの安値となった。不動産開発で インド最大手のDLF(DLFU IN)は住宅ローン金利上昇による住宅需要後退の 懸念から下げ、4週での下落率は26%に達した。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は、前日比60.58ポイント (0.4%)安の15189.62。

HDFC銀は3.4%安の1122.15ルピー。DLFは3.5%安の480.25ルピー。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比48.9ポイント(0.9%)高の5378.1。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比7.99ポイント(0.5%)高の1747.35。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比43.28ポイント(0.5%)高の8105.59。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比40.59ポイント(1.3%)安の2979.56。

【マレーシア株式市況】

クアラルンプール総合指数は前日比3.81ポイント(0.3%)高の1229.35。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比8.16ポイント(1%)安の782.64。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比10.59ポイント(0.4%)安の2398.42。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比9.86ポイント(0.4%)高の2554.75。

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