中国の小売売上高、高い伸び続く-大地震や株安も需要抑制せず

中国国家統計局が13日発表した5月の小売売 上高は前年同月比21.6%増の8704億元(約13兆6400億円)となり、伸び率は 9年ぶり高水準付近を維持した。四川省を襲った大地震や株式相場下落、5月の 大型連休の廃止も需要を抑制するには至らなかった。

4月は22%増だった。所得増を反映し、自動車売り上げは5月、前年同月比 で32%増えた。小売売上高の増加ペースは米国の7倍だ。輸出も予想を上回る 伸びとなっており、世界的な景気減速のなかでの中国経済の強さが浮き彫りにな っている。

モルガン・スタンレーのエコノミスト、デニス・ヤム氏(香港在勤)は、「国 内個人消費が成長のけん引力としてますます重要になっている」として、昨年ま で5月上旬に設けられていた労働節を中心とした大型連休の短縮や四川大地震の 影響、株式相場の調整に直面しても、小売売上高の伸びのペースが落ちていない ことを指摘した。

5月の建設資材売り上げは9.3%増。4月は減少していた。ヤム氏は、地震後 の復興関連の需要があったのではないかと述べた。一方、化粧品と宝飾品類、家 電の売上高の伸びは鈍化した。ソニーやシャープは今月、一部製品の売り上げに 大地震の影響が出た公算が大きいと発表していた。

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