三菱UFJ証の千田氏:米金融株、決算発表で材料出尽くしも下落続く

三菱UFJ証券の千田雅彦アナリストは 13日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米金融株の見通しに ついて、来週の決算発表で悪材料は出尽くしとなるが、下落基調には変わりな いとの見方を示した。

米金融株の見通し:

「米金融株は、来週の決算発表で足元の悪材料は出尽くしだが、大枠での ダウントレンドは継続する」

米大手証券の3-5月決算の見通し:

「この2週間で大きな変化が2つあった。米金融保証会社(モノライン) のMBIAやアムバックが格付け会社から格下げを受けたこと、保険大手のA IG(アメリカン・インターナショナル・グループ)にSEC(証券取引委員 会)が調査に入ったということで、そこを使ってヘッジをしていた金融機関が 評価損を新たに計上しなければならなくなった」

「ただ損失の総額では前の四半期より減少しているだろうが、中身に関し ては半年前の住宅絡みだけから商業用不動産とかヘッジとかでも損失が拡大し てきている」

リーマン・ブラザーズは業績の下方修正を発表した:

「リーマンの下方修正で特徴的なのは、1つは現物のヘッジに購入してい た商品が、現物と同じ動きをして、損失を拡大させてしまったことだ。同じよ うなことが他の金融機関で起きる可能性もある」

「ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーについても、アナリス トによる業績予想の下方修正が続いている。ただゴールドマンはヘッジのポジ ションをすでに減らし始めていたということだ」

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