グリーンスパン氏:真の脅威はインフレ、「非常に引き締め的政策」必要に

グリーンスパン前連邦準備制度理事会 (FRB)議長は30日、住宅や株式市場の投機に打ちのめされた米経済にと って、現在覚悟すべき差し迫った脅威はインフレであり、新たな投機「バブ ル」ではないと述べた。

グリーンスパン前議長(82)はモントリオールで講演し、「かなり長期に わたってバブルを目にすることはないだろう」と述べ、バブル醸成に「必要な 条件は低インフレと低い長期金利、経済の安定、そして過剰な信頼感を生み出 す特定の要素」だと説明した。

グリーンスパン氏は1987年8月から2006年1月までFRB議長として 金融政策を指揮した。同氏はこの日の講演で、インフレを抑制するためには 「非常に引き締め的な金融政策」が将来、複数年にわたり必要になるかもしれ ないと述べた。講演はBMOファイナンシャル・グループ主催の行事で行われ た。

同氏はさらに、インフレに対して「あらゆる中央銀行が警戒の姿勢を強め ることに疑問の余地はないだろう」と述べ、「しかしながら、そうするために 必要なレベルの独立性を維持することができるだろうか。これまでに培ったイ ンフレに対する進展を消散させてしまうのはあまりにもむごい結末だ」と付け 加えた。

前議長は原油価格について、長期的な上向きトレンドにあると指摘した上 で、現在みられる値上がりの一部は投機によるものだと述べた。また昨年8月 からの米国での信用収縮については、依然「極めて深刻」との判断を示した。

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