中国人民元:ドルに対し月間で上昇-人民銀が物価抑制重視の方針

今月の中国外国為替取引で、人民元はドルに対 して月間ベースで上昇した。中国人民銀行が景気下支えより、インフレが依然とし て最優先事項だとの方針を示したことなどが背景。

人民元は2005年7月のペッグ(連動)制廃止後、対ドルで19.2%上昇。政府 は過去最高となった貿易黒字の削減と輸入コストの引き下げを目指している。人民 銀は30日公表した地方財政に関する報告書で、インフレ圧力が引き続き大きいと 指摘した。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、王黔氏(香港在勤)は「政府は人民 元上昇を加速させる以外に、インフレを抑制する選択肢がほとんどない」と指摘。 「元上昇は原油や食料品の輸入コストを押し下げ、効果的にインフレ圧力を緩和す る」と説明した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=6.9420元。月間 では0.66%上昇した。4月30日は6.9875元だった。

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