物価安定の定義変更はECBの信頼性損ねる恐れ-ウェーバー氏

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバ ー、ウェーバー独連銀総裁は30日、インフレとの闘いが「極めて重要」となっ ているときに物価安定に関するECBの定義を見直した場合、同中銀の信頼性を 損ねる恐れがあるとの考えを示した。

ウェーバー総裁はフランクフルトでの会議で、「長引いているとは言え一時的 なものにすぎないエネルギー・食品価格上昇のために、ユーロ圏の物価安定の定 義に恣意的な変更を加えなければならないと考える根拠はないと思う」と述べる とともに、「インフレ期待をしっかり抑制することが極めて重要となっていると きに定義を変更したりすれば、その抑制が外れる恐れがある」と指摘した。

同総裁はまた「現在の物価上昇は、インフレに関しては自己満足することが見 当違いだということをタイミングよくわれわれに思い出させるものだ」とした上 で、「信頼性にかかわるところでは、今までの栄光に安心してはいけない」と述 べた。

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