4月のドイツ小売売上高、予想外の低下-インフレ高進で消費減退

ドイツ連邦統計庁が30日発表した4月の小 売売上高指数(インフレ・季節調整済み)は前月比で1.7%低下と、予想外の マイナスとなった。インフレ高進で消費者の可処分所得が減少した。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト29人を対象に実施した調査の予 想中央値では前月比0.6%上昇が見込まれていた。3月は同2.2%低下。4月 は前年同月比では1%の低下だった。

物価上昇の加速で消費者の購買力が低下している上に、企業は世界的な成 長減速に見舞われ、ドイツ経済は勢いを失いつつある。今年1-3月(第1四 半期)の同国成長率は設備投資と輸出がけん引役となり、12年ぶりの高い伸び となった。一方、家計は貯蓄を増やした。

コメルツ銀行のエコノミスト、マシアス・ルビシュ氏(フランクフルト在 勤)は「この統計の内容は明らかに期待外れだ」とし、「今のところ、個人消費 からは何も期待できない。原油価格が若干下げるのを期待せざるを得ない」と 述べた。

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