米メリル社長:早ければ年内にもM&A活発化-金融業界の再編を予想

米証券大手メリルリンチのグレゴリー・フ レミング社長は、健全な財務力を備えた銀行が早ければ今年末にも買収活動を 活発化させ、企業合併・買収(M&A)が「大きく増え」、金融業界の再編が進 むとの見方を示した。

同社長は29日のニューヨークでのインタビューで、現在の金融市場が自身 のメリルでの経歴16年間の中で最も大きな課題に直面していると指摘した上 で、1980年代の貯蓄貸付組合(S&L)危機後と同じようなパターンでの、「戦 略的な業界再編」があると見込んでいると述べた。

フレミング社長は、「健全な金融機関、つまり大規模なM&Aを手掛ける良 い位置にいる買い手がかなり広範に見受けられるようになるまで、こうした再 編は始まらない。恐らくその開始は6-9カ月後だと思う」と語った。

同社長は、市場と金融機関にとって「今後数四半期は困難な状況」としな がらも、中国やインド、ロシア、ブラジル、中東といった海外市場の成長によ るけん引などもあり、「年末に向けより建設的な環境が見え始めるだろう」と指 摘した。

フレミング社長によれば、ブラジルとインドへの投資は海外での成長の一 因となっている。政府系投資ファンド向けのサービスのために、中東でもその 存在感を「強化」したいとしている。

メリルは、ブルームバーグ・ニュースを傘下に置くブルームバーグ・エル・ ピーに20%出資している。

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