きんでん株が大幅続伸、大阪再開発で受注好調-みずほイ証は格上げ

関西電力系の電設会社、きんでんの株価が 大幅続伸。近畿圏内で大型再開発案件が相次いでおり、堅調な受注を背景に業績 が拡大するとの期待から買いが先行した。株価終値は前日比72円(7.3%)高の 1055円。2日間で100円以上値を上げた。

みずほインベスターズ証券の河内宏文アナリストは、国内景気の後退による 設備投資減少の影響を受けやすい受注構造であるものの、「関西電力の電力流通 設備向け投資やユティリティ事業の新規投資の増加により、受注・完成高が堅調 に推移する可能性が高まっている」と評価する。同証券は28日付で投資判断を 「アンダーパフォーム」から「中立」へ2段階引き上げた。

近畿圏では現在、大阪府堺市のシャープの液晶パネル工場の新設や、JR大 阪駅北地区の梅田北ヤードを中心とした大阪市内の再開発計画など、大型案件が 相次いでいる。「こうした恩恵を受けることに加え、人手不足により、工事発注 者に対するきんでんの価格交渉力が相対的に強まり、粗利率の改善が期待され る」(河内氏)という。

みずほイ証では、きんでんの09年3月期の連結営業利益予想を会社予想と 同じ前期比3.5%減の217億円に引き上げた。前回予想は175億円。前日終値か ら試算した今期予想PERは19.9倍と、日経平均株価の予想PER16.3倍を上 回っているが、「工事受注の増加や工事採算改善の期待が高まっていると判断」 (河内氏)し、投資判断を引き上げた。

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