ベトナムの金利、インフレ率を上回る水準に設定を-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスによ ると、ベトナム国家銀行(中銀)は景気の急減速回避に向けてインフレ率を上 回る水準に銀行の貸出金利を引き上げる必要がある。

フィッチのアジア太平洋ソブリン格付け担当責任者、ジェームズ・マコー マック氏(香港在勤)は30日までにブルームバーグテレビジョンとのインタビ ューで、ベトナム当局が25%に達するインフレ率の抑制や財・サービスの需要 緩和策を怠るなかで、景気が過熱していると指摘した。

マコーマック氏は「当局による金利引き上げやインフレ抑制、需要鈍化に 時間がかかるほど、それがハードランディングにつながる可能性は高まる」と 説明。金利は「インフレ率より高い水準にする必要があり、現在のインフレ率 は25%だ」と述べた。

フィッチは29日、インフレ対策の遅れでベトナムの銀行システムが危険に さらされている恐れがあるとして、同国の格付け見通しを「ネガティブ(弱含 み)」と、これまでの「ステーブル(安定的)」から引き下げた。

ベトナム中銀は今月、基準金利を12%と、従来の8.75%から引き上げ、 銀行の貸出金利の上限を18%に設定している。

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