中国人民元:ほぼ変わらず、月間では上昇へ-物価抑制重視の観測で

30日の中国外国為替取引で、人民元の対 ドル相場はほぼ変わらず。月間ベースでは上昇となりそうだ。政府が景気下支 えよりもインフレ抑制を重視する方針を示していることが手掛かり。

人民元は2005年7月のペッグ(連動)制廃止後、対ドルで19.2%上昇。 政府は過去最高となった貿易黒字の削減と輸入コストの引き下げを目指してい る。中国国家発展改革委員会(発改委)は28日、四川省を襲った大地震後も、 引き締め型の金融政策を緩めない方針を明らかにした。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、王黔氏(香港在勤)は「政府は 人民元上昇を加速させる以外に、インフレを抑制する選択肢がほとんどない」 と指摘。「元上昇は原油や食料品の輸入コストを押し下げ、効果的にインフレ 圧力を緩和する」と説明した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前9時51分(日本時間同10時51分)現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=

6.9447元。月間ベースでは0.6%上昇。4月30日は6.9875元だった。4 月は0.36%上昇した。

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