アスクル株が続落、前期売上高は計画を下回る-中小企業の景況悪化

オフィス関連用品のネット販売を手掛ける アスクルの株価が3日連続安。午前終値は前日比67円(3.3%)安の1993円で、 約1カ月ぶりに2000円台を割り込んだ。29日公表の月次売上高で、2008年5 月期の売上高が会社側の想定を2%程度下回ったことが明らかになった。中小 企業の景況が悪化しており、当面は厳しい事業環境が続くとみられた。

アスクルの決算は5月20日締め。5月の売上高は153億円だった。稼働日 を調整した実質ベースの前年同月比は3.5%増。消耗品を中心に底堅い動きを見 せているが、最大の繁忙期である3-4月の販売が低迷したため、12カ月累計 の売上高は前の期比7.6%増の1891億円と、目標値の1939億円を若干下回った。

いちよし経済研究所の納博司アナリストは「ここ数カ月間の基調はいまだ 変わっておらず、想定通り悪い。中小企業の景況が回復する状況になっていな い」と分析している。

ただ会社計画は保守的に組まれているため、「この程度の下振れなら利益 は計画を確保できると思われる」(納氏)。同社では、長いスパンでみれば成 長力に対して株価は割安として、投資判断「極めて投資妙味あり」を継続して いる。アスクル側の5月通期の連結営業利益目標は前の期比17%増の97億円。

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