リーマンなど証券大手で損失拡大も、リスク管理能力欠如で-ボーブ氏

米金融サービス会社レイデンバーグ・ソー ルマンのアナリスト、リチャード・ボーブ氏は、リーマン・ブラザーズ・ホー ルディングスなど証券会社は、収入減少やリスク管理の「能力欠如」により、 損失がさらに膨らむとの見通しを示した。

ボーブ氏は28日のインタビューで、住宅ローンや信用デリバティブ(金融 派生商品)、プライベートエクイティ(PE、未公開株)、プライムブローカレ ッジ(ヘッジファンドなど機関投資家向けサービス)、国際取引の市場において、 証券会社のビジネスは減っていると指摘。米証券4位のリーマンがこの3-5 月(第2四半期)にヘッジ関連で最大20億ドル(約2113億円)の損失を計上 する可能性があると述べた。

同氏は、証券会社の多くは「数百億ドル規模の取引を扱っているものの、 ヘッジが適切でない」と指摘。「リスク管理の能力が恐ろしいほどに欠如してい る」と語った。

リーマンの広報担当マーク・レーン氏は、コメントを控えた。

世界の大手銀行・証券会社は過去1年間で、計約8万3000人の削減を発表。 米サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題に関連した評価 損は3820億ドルに拡大している。

ボーブ氏はまた、JPモルガン・チェースによるベアー・スターンズ買収 は「災難」だと指摘。ベアー・スターンズの事業が「消滅した」ため、同社は 今後数年間にわたってJPモルガンに著しい損失を負わせる可能性があるとの 見方を示した。

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