米住宅価格はさらに1割下落も-バークシャー傘下不動産部門CEO

米保険・投資会社バークシャー・ハサ ウェイの不動産販売部門、ホームサービシズ・オブ・アメリカのロン・ペルチ ャー最高経営責任者(CEO)は29日までに、米国の住宅価格はさらに 10%下落してから来年に底打ちする可能性が高いとの見通しを示した。

ペルチャーCEOは「持続可能な価格とはどの水準かが問題だ」とした 上で、「住宅の中間価格はさらに8-10%下落すると思う」と語った。

一方、販売件数については恐らく既に底を打ったとの見解を示した。中 古住宅販売は今年通年で約500万戸が見込まれると指摘。全米不動産業者協 会(NAR)によると、昨年は489万戸、2005年は622万戸だった。ペル チャーCEOは今年同社が仲介販売する住宅の約2割が差し押さえ物件になる と予想する。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのエコノミスト、ミッシェ ル・マイヤー氏らは22日付のリポートで、米国全土で今年は中古住宅販売の 3分の1が差し押さえ物件で占められるとの見通しを示している。NARによ ると、在庫の増加で価格は06年7月のピークから12%下落している。

ペルチャーCEOは、こうした差し押さえ物件が転売されるまでには時 間がかかるとの認識を示した。同CEOは、住宅市場の回復が遅れている理由 に住宅ローンの証券化やその販売市場の事実上の崩壊を挙げた。サブプライム (信用力の低い個人向け)住宅ローンがデフォルト(債務不履行)となり差し 押さえが急増していることで、投資家の信頼感は低下し、まだ回復してきては いないと説明した。

ペルチャーCEOは「住宅ローン市場は180度様変わりしており、現在 は完全に基準が過度に制限的な状態だ」と指摘、「売却機会という面で、これ は大きな問題となっている。資金面などで問題がなく通常の信用市場の状況で あれば住宅を買う態勢が整っている顧客はいるが、現在の住宅ローン市場の状 況からそうした顧客は率直に言って厳しい立場に立たされている」と説明した。

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