日本紙G株が続伸、レンゴーと経営統合を検討と報道-両社は否定(2

日本製紙グループ本社の株価が続伸。30日 付の朝日新聞朝刊は、同社がレンゴーとの経営統合の検討を開始したと報道した。 これを受け、統合による生産効率化などを期待した買いが先行した。午前終値は 前日比1万3000円(4.4%)高の30万5000円。一時は5.1%高の30万7000円 まで上昇し、1月16日以来、約4カ月ぶりの高値水準を回復した。

野村証券の松本裕司アナリストは「統合が進めば両社の事業にプラスになる。 しかし両社とも報道に対して否定コメントを発表しているため、すぐに統合する 可能性は低い。報道をきっかけに再編期待は高まりやすいが、株価材料としては 長続きしないだろう」とみていた。

「そのような事実はない」

朝日新聞の報道によると、両社の売上高(2008年3月期)合算は1兆6500 億円で、統合が実現すれば王子製紙を上回り、首位になるという。日本紙Gとレ ンゴー、レンゴーの大株主の住友商事の3社は06年11月に業務・資本提携を発 表。古紙や重油など原燃料の急騰に苦しむ中、原料調達などで連携を深めてきた。 報道によると、一段の効率化のため提携をさらに強化する案が浮上し、経営統合 が得策との判断に傾いているもようという。

日本紙Gは午前9時16分に東証の適時情報開示システムを通じ、報道内容 について「そのような事実はない」とのコメントを発表。その上で、「両社の生 産体制の見直しを含めた諸施策の検討を進めている」ことを明らかにした。レン ゴーも、統合報道について「そのような事実はない」とコメントしている。

東証は午前8時20分から、経営統合に関する報道の真偽を確認するため、 両社株の売買を一時停止。午前9時50分から売買を再開した。

レンゴー株は売買再開後、一時13円(1.8%)高の732円まで上昇。午前終 値は前日終値と同じ719円だった。

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