創建ホーム株が売り気配、仕入れ進まず今期も赤字-棚卸資産評価損も

住宅分譲を手掛ける創建ホームズの株価が 売り気配。土地の仕入れが進んでいないうえ、棚卸資産評価損などの計上で4 月に黒字転換と計画した今期(2009年2月期)最終損益は大幅な赤字になる見 通しと発表した。ターゲットとするニューリッチ層は金融資産の目減りで住宅 購入意欲が減退しており、来期以降の業績回復についても慎重にみる向きが多 いようだ。

午前9時48分現在、前日終値を3300円下回る2万7700円で、差し引き1000 株の売り気配。

創建ホームズは29日取引時間終了後、今期業績予想を下方修正すると発表 した。連結純損益は従来計画の1億7500万円の黒字から10億500万円の赤字 に一転する。売上高も480億円から434億円に減額した。同社の取締役管理本 部の町本徹部長は「地価は下落傾向にあるものの、地主側が値段を下げること を拒み、仕入れが順調に進んでいない」と話す。

町本氏は大幅な赤字について、「保有する土地や建物などの価格下落が続 いており、棚卸資産評価損がさらに膨らんだ」と説明。業績が悪化する戸建事 業を中心に事業の再構築を行うことも決めた。都内以外の横浜や浦和など3事 務所の閉鎖、不採算事業からの撤退、人員の適正配置を図る。29日現在258人 いる社員は、39%に当たる100人を削減する。これに伴い、約3億円を特別損 失に計上する。

同時に発表した中期3カ年経営計画では、事業のスリム化で来期(10年2 月期)以降の業績回復を目指している。税引前純損益は09年2月期に16億4500 万円の赤字となるが、10年2月期は24億6000万円の黒字、11年2月期は29 億5000万円の黒字へと急回復する。

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