FRB副議長:Pディーラーは連銀貸し出し恒久的に得られる公算も

(最終段落を追加します)

【記者:Scott Lanman and Anthony Massucci】

5月29日(ブルームバーグ): コーン米連邦準備制度理事会(FRB)副 議長は29日、当局が米証券会社の監視を強化している期間に限り、プライマリ ーディーラー(米政府証券公認ディーラー)が連銀からの貸し出しを恒久的に 受けられる可能性を明らかにした。

コーン副議長はニューヨーク連銀が主催した会議で講演し、市場が安定し た後も、商業銀行向けの資金入札やプライマリーディーラー向け米国債貸与措 置を継続することを支持する考えも示した。副議長は、こうした資金供給経路 について、「予備の措置として、または極めて低レベルでの実施として」引き続 き利用できるようにしておく可能性があると語った。

ただコーン副議長は、米証券ベアー・スターンズの救済時に実施したプラ イマリーディーラー向け貸し出しを継続するかについて決めていないと述べた。

同副議長は「こうした資金へのアクセスが拡大するほど、市場の規律が緩 み、慎重な規制が強化される必要性の程度は大きくなる」と発言。その上で、「プ ライマリーディーラーの重要性やその流動性圧力への脆弱(ぜいじゃく)性に ついてわれわれが承知していることに、規制が対応しなければならないのは明 白だ」と述べた。

経済や金利の見通しについては言及しなかった。金融市場については、な お「正常からは程遠い」と述べ、他の米金融当局者が使っている表現を繰り返 した。

同副議長は「中央銀行が恒久的に信用を供与するような存在になるべきで はない」と指摘した上で、米金融当局は「安定的で十分機能する市場が実現し たらすぐに」通常の措置に戻すべきだとの認識を示した。

FRBは昨年12月、商業銀行向けに「ターム・オークション・ファシリテ ィー(TAF)」を創設。3月には、プライマリーディーラーに米国債を貸与す るターム物証券貸与ファシリティー(TSLF)とプライマリーディーラー向 け窓口(公定歩合)貸し出し制度を整備している。

プライマリーディーラー向け窓口貸し出しは延長される可能性もあるが、 少なくとも半年間継続する予定だ。こうした判断について副議長は、「重要で難 しい問題がある」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE