菱洋エレ株が急反落、半導体の売り上げが低調-第1四半期は大幅減益

半導体商社大手の菱洋エレクトロの株価 が4営業日ぶりに急反落。一時は前日比45円(4.3%)安の991円まで売り込 まれ、1000円の大台を割り込んだ。デジタル家電や車載機器向けの半導体の出 荷が減少、先行き不透明感が高まっている。29日公表の2008年2-4月期 (第1四半期)業績が、大幅な減収減益となったことが嫌気された。

同社が29日の取引終了後に発表した第1四半期業績によると、本業のも うけを示す連結営業利益は前年同期比53%減の4億4200万円となった。各種 半導体のほか、パソコン用の記録型DVD装置向けレーザーダイオードも低迷、 売上高が同11%減少したことが響いた。

しかし会社側では、「前期第4四半期(07年11月-08年1月)の粗利益 率は6.7%だったが、今第1四半期は7.8%で、当初の想定より回復が早かっ た」(広報室の鈴木秀樹次長)と説明、利益面ではおおむね計画通りになった としている。

売り上げについては弱含み。「通信向けは計画通りだったが、デジタル家 電向けや車載向けが低調。半導体はこの夏以降の先行きが読みにくい」(鈴木 氏)という。

09年1月通期の収益目標は、連結売上高が前期比2.6%減の1350億円、 営業利益が同28%減の16億円。1株利益(EPS)は48円78銭となる見通 しで、株価1000円時のPERは20.5倍となる。

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