米CFTC:原油取引監視、ICE欧州市場で強化へ-異例の方針公表

原油相場が過去最高水準に高騰するなか、 米商品先物取引委員会(CFTC)は29日、米インターコンチネンタル・エ クスチェンジ(ICE)が運営する欧州市場での原油取引の監視を強化する方 針を明らかにした。

CFTCは同日発表した文書で、英金融サービス機構(FSA)と協力し、 ICEが運営するICEフューチャーズ・ヨーロッパでの大口取引の監視を強 化する方針を示した。ICEフューチャーズ・ヨーロッパでは、米国の原油価 格の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先 物が取引されている。

原油相場が最高水準に高騰していることが監視強化の背景にある。ニュー ヨーク商業取引所(NYMEX)の原油相場は22日、最高値の1バレル当た り135.09ドルに達した。ICEフューチャーズ・ヨーロッパの主要銘柄であ る北海ブレント原油は同日、135.14ドルを付けた。

CFTCは、昨年12月以降、米国の原油市場を調査していると表明。原 油の購入や、輸送、貯蔵、取引の方法に関して調査を進めていることを明らか にした。

CFTCは文書で「委員会は通常、極秘で監視に関する調査を実施するが、 現在の市場は前例にない状況にあるため、今回の調査実施を公表するという特 別な措置に踏み切った」としている。調査の終了予定時期については触れなか った。CFTCの規制体制については、米連邦議会から批判が強まっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE