スイスUBS元バンカー、米資産家の脱税ほう助で罪を認める-司法省

スイス銀行最大手UBSの元バンカー、ブ ラッドリー・バーケンフェルド氏は、不動産関係の大物実業家がスイスおよび リヒテンシュタイン国内の銀行口座に隠していた資産について、米国での脱税 をほう助した罪を認めた。米司法省が29日に明らかにした。

裁判関連書類によると、UBSのプライベートバンキング部門に勤めてい たバーケンフェルド被告は、6月9日にフロリダ州の連邦地裁で行われる審理 で、答弁を変更する予定。判事は「全面的な自供を求める」という。

同被告は2001年から06年までUBSに勤務。リヒテンシュタインのマリ オ・スタグル被告とともに起訴されたが、今月初め、罪を認めない答弁を行っ ていた。検察当局は、スタグル被告は逃亡中としている。脱税したのは米フォ ーブス誌の「米国の富豪」特集で236位にランクされたイゴール・オレニコフ 氏。検察によると、両被告はオレニコフ氏の資産約2億ドル(約210億円)の 脱税をほう助した。

米当局は、UBSが顧客らの脱税をほう助した疑いで捜査を進めており、 バーケンフェルド被告のケースはその一部。同被告の弁護士、ピーター・レイ ベン氏に電話と電子メールで連絡を試みたが、返答はない。UBS広報担当の ダグ・モリス氏、フロリダ州の司法当局のアリシア・バレ報道官はともにコメ ントを控えた。

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