短期市場:翌日物は強含みか、月末から資金不足期入り-レポじり高も

短期金融市場の無担保コール翌日物はやや 強含みそうだ。月末決済の資金需要が高まるうえ、6月4日の税揚げ日まで資金 不足期に入り、需給にひっ迫感が出やすい。レポ(現金担保付債券貸借)金利は 下げ渋りから徐々に強含みに転じる可能性もある。

29日の加重平均金利は0.2ベーシスポイント上昇の0.504%。0.505%から

0.50%の取引は変わらなかったが、大手行の調達が最後まで根強く残った。30 日スタート分は国内銀や外銀、証券から調達意欲が見られ、0.52%から0.54% に強含み。ユーロ(オフショア)円が0.55%程度、レポは0.53-0.54%だった。

30日は20年債の発行も重なり、財政要因は9000億円程度の資金不足。前 日から調達がやや強まっており、需要はありそうだ。来週は6月2日の財政融資 資金要因や短期国債発行、3日や4日の税揚げと、資金が大きく動く時期に入る。 国内銀は準備預金の積み上げを進める姿勢で、調達は底堅い展開が続く。

レポは0.53-0.55%程度で推移しており、4日の税揚げ日スタート分から 上昇する可能性もある。国内大手銀行の資金担当者は、税揚げ以降は資金需給の 状況が一変すると指摘したうえで、レポもじりじり上昇してくるとみる。足元金 利の低位安定は税揚げに向けた資金滞留の影響もあるためだ。

市場では6月末が意識され始めている。4-6月は債券急落で損失が生じた 銀行も多く、四半期末を意識した運用資金の動きが生じやすい。外銀や証券から 1カ月物の調達需要が見られるが、運用側が慎重で0.7%台前半に高止まりして いる。6月は日銀による資金供給オペの動向も相場を大きく左右しそうだ。

調節見送り予想-準備預金5.5兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比6000億 円減少の7兆6000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円増加の5 兆5000億円程度になる見込み。市場では調節見送りの予想が多い。

準備預金の残り要積立額(1日平均4兆6000億円)と積み終了先(29日は 1400億円)から推計した実質的な中立水準は4兆7000億円程度とみられる。

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