ドイツ銀やコメルツ銀、米シティのドイツ個人金融部門に買収提案も

【記者:Aaron Kirchfeld、 Jacqueline Simmons】

5月29日(ブルームバーグ): ドイツ銀行やコメルツ銀行、スペインのサ ンタンデール銀行などが、米銀大手シティグループがドイツで展開する個人金 融部門の買収提案を検討していることが、関係者3人の話で29日までに分かっ た。

匿名を条件に明らかにした関係者2人によると、サブプライム(信用力の 低い個人向け)住宅ローン関連資産に絡む過去最大の損失にあえいでいるシテ ィは、1回目の提案受付期限を6月4日に設定した。アナリストの試算による と、同部門の売却額は最大50億ユーロ(約8200億円)とみられる。

シティは今月、資本増強に向けた4000億ドルの資産処分に伴い同部門を売 却する可能性を明らかにしている。

ウニクレディトのアナリスト、アンドレアス・ウェーゼ氏は、シティの事 業は「良い価格で売却されるだろう。従って、今回の売り出しは合理的な措置 だ」と語り、「シティはサブプライム関連の損失を受け、何らかの措置を迫られ ている」と指摘した。

ウェーゼ氏によれば、ドイツの個人金融部門は340店舗を持ち、顧客は約 320万人。2007年業績に基づく同部門の価値は40億-50億ユーロという。

シティの広報担当者、ジョナサン・ウッディアー氏(ロンドン在勤)は「わ れわれはドイツの個人向け事業について多数の選択肢を検討している」と語っ た上で、「何も決定していない」と説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE