ブラジルの信用格付けを投資適格水準に引き上げ-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスは29 日、ブラジルの信用格付けを投資適格水準に引き上げた。先月のスタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)に続く動きで、過去最高に達している商品輸出が外 貨準備と成長率を押し上げたことが背景にある。

ブラジルの外貨建て債務格付けは投資適格水準では最も低い「BBB-」と、 これまでの「BB+」から引き上げられた。S&Pも4月30日にブラジルの信 用格付けを投資適格級に引き上げている。一部の機関投資家は、少なくとも格付 け会社2社から投資適格級の格付けを付与されている国の証券しか購入できない ことから、今回の格上げでブラジルは資本市場へのアクセスが改善する。

BNPパリバのエコノミスト、アレクサンドレ・リンツ(サンパウロ在勤) は「今回の動きを待っていた資金がある」と語り、「投資のフローにとって非常 にプラスだ」と指摘した。

フィッチは発表文で、ブラジルの貿易や財政収支の「大幅な改善」により、 「為替相場や海外からのショックへの脆弱(ぜいじゃく)性が低下し、マクロ経 済の安定性が定着した」と指摘した。

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