LIBORの信頼性低下で代替への注目高まる-OISが人気

借り入れコストの指標として、ロンドン銀 行間取引金利(LIBOR)以外に注目する動きが出ている。LIBORを管 理する英国銀行協会(BBA)は、世界標準としての地位の維持に向け改革を 急いでいる。

LIBORは600万件の米住宅ローンや総額350兆ドルのデリバティブ(金 融派生商品)、社債の金利の基準。国際決済銀行(BIS)が3月に一部金融機 関の報告金利の正確性に疑義を呈して以来、基準としての正当性が疑問視され るようになった。

LIBORの代わりとして人気が高まっている選択肢の1つがオーバーナ イト・インデックス・スワップ(翌日物無担保コールレートと固定金利を交換 する金利、OIS)だ。OISは中央銀行の政策金利についての予想の目安と なる。米連邦準備制度理事会(FRB)は1カ月物OISを、ターム物資金入 札の最低金利決定の基準としている。

ペルシャ湾岸諸国で資産規模で最大の銀行、エミレーツNBD・PJSC のドバイ在勤・債券責任者ニッシュ・ポパット氏は「最近は以前よりもOIS に注目している」として、「銀行間取引の金利がよりはっきりと分かるし、実際 の市場取引で決まるものだからだ」と説明した。

昨年8月に世界的に市場金利が跳ね上がった際に、LIBORへの注目は 高まった。BBAは今年4月16日に、同システムの見直しを急ぐと表明すると ともに、不正確な金利を報告した銀行をシステムから除外すると警告した。B BAは30日に見直しの結果を公表する。

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