米銀の利益46%減少、貸倒引当金が過去最大-FDIC四半期報告

米連邦預金保険公社(FDIC)が29日 発表した銀行業界に関する四半期報告書によると、第1四半期の米銀や貯蓄金 融機関の利益は前年同期比で減少した。不動産ローンに絡む損失の引当金が過 去最大に膨れ上がったのが背景。

同報告書によるとFDIC加盟行の第1四半期純利益は193億ドルと、前 年同期(356億ドル)から45.7%減少した。

FDICのベアー総裁は同日開かれた記者会見で「景気の悪化と不良債権 の拡大を考慮し、すべての金融機関に対し、予想される損失をカバーできるよ う十分な引当金を確保するよう強く求める」と述べ、「また、住宅市場や経済 の不透明さを考え、規制で求められている最低水準以上の資本の増強が望まし い」と続けた。

サブプライム(信用力の引く個人向け)住宅ローン問題を背景に、2007年 初めからこれまでに世界の大手銀行および証券会社が明らかにした評価損およ び信用損失は3820億ドル(約40兆3900億円)に上る。

同報告書によると第1四半期中に計上した貸倒引当金は過去最大の371億 ドルと、前年同期(92億ドル)の4倍に増加、昨年第4四半期(313億ドル) と比べても18.5%増加した。

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