第1四半期米GDP改定値:0.9%増に上方修正-輸出寄与が拡大(2)

米商務省が29日に発表した第1四半期(1 -3月)の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)改定値は前期比年 率0.9%増加と、速報値の0.6%増から上方修正された。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミストの予想中央値(0.9%増)と一致した。

純輸出の上方修正が寄与した。個人消費支出は1%増と、速報値から変わら ず。

第1四半期の貿易赤字は年率4802億ドルと2002年第3四半期以降で最小。 純輸出のGDP寄与度は0.8ポイントと、速報値の0.22ポイントから上方修正 された。

在庫投資は年率144億ドルの減少。速報値では18億ドルの増加だった。これ によりGDPへの寄与度も0.2ポイントと、速報値の0.8ポイントから下方修正 された。

全体から在庫を差し引いた最終需要は年率0.7%増と速報値の0.2%減から上 方修正されたが、昨年第4四半期の2.4%増からは落ち込んだ。

個人所得は年率4.7%増と速報値の4.4%増から上方修正された。個人所得の 伸びは労働市場の減速に伴い、今後鈍化する可能性がある。米雇用者数は今年 に入り4カ月連続で減少しており、ブルームバーグがまとめた調査では5月も 減少が予想されている。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、マイケル・フェローリ氏は、「景 気拡大とリセッション(景気後退)の中間地点にいる。今年は経済成長のペー スが遅いだろう」と語った。

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