日銀の経常利益、円高の影響で4年ぶりの減少-2007年度決算

日本銀行は29日午後、2007年度(3月期)決 算を公表した。それによると、円高の影響で外為関係損益が大幅な損超に転じた ことから、07年度の経常利益は前年度比3651億円減の6873億円となり、2003年 度以来4年ぶりに減少に転じた。

07年度の外為関係損益は6037億円の損超となり、1999年度(6931億円の損 失超)以来の損超幅となった。日銀の資料によると、ドル相場は08年3月末に1 ドル=99.75円と、07年3月末の1ドル=117.82円から円高が進んだ。

07年度末の総資産残高は前年度比6852億円(0.6%)増の113兆4262億円と、 ほぼ前年度並みの水準。国債の償還額が買入額を上回ったため、国債残高は67兆 3907億円と前年度を11.8%下回った。

総負債残高は同7860億円(0.7%)増の110兆2024億円と、これも前年度並 みの水準だった。日本銀行券の発行残高は76兆4615億円と前年度を0.7%上回っ た。

この結果、税引き前当期剰余金は前年度比2660億円減の6866億円となり、 法人税、住民税および事業税を差し引いた後の当期剰余金は、前年同期比1397億 円減の6407億円となった。当期剰余金(税引き後)は、03年度以来の減少。

07年度末(剰余金処分後)の自己資本比率は、銀行券平均残高の増加により、

7.47%と前年度末(7.53%)に比べ低下した。日銀の自己資本比率は自己資本を 銀行券で割って算出している。

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