5月の英住宅価格、前月比で91年以来の大幅下落-ネーションワイド

英住宅金融大手ネーションワイド・ビルデ ィング・ソサイエティが29日発表した5月の英住宅平均価格は、少なくとも 17年ぶりの大幅下落となった。信用収縮を受けて、不動産市場では買い手が減 少している。

発表資料によれば、5月の平均価格は前月比2.5%下落の17万3583ポン ド(約3600万円)。これは1991年1月に同統計が開始されて以来で最大の下 げ。前年同月比では4.4%低下した。

イングランド銀行のキング総裁は今月、不動産価値が「一段と下落する可 能性が高い」との見解を示すとともに、英経済が後退するリスクがあると指摘 した。英銀行家協会(BBA)が今週発表したところでは、4月の新規住宅ロ ーンの承認件数は前年同月比で39%減少した。

ネーションワイドのチーフエコノミスト、フィンヌーラ・アーリー氏は資 料で、「現在の市場の一段と逼迫(ひっぱく)した信用状況により、住宅ローン 申請者のローン確保はさらに困難になっている」と指摘。「相次ぐ低調な経済の ニュースを受け、住宅市場をめぐる悲観的な心理がさらに高まった」と説明し た。

ネーションワイドによれば、住宅価格の低下は7カ月連続で、1992年以来 で最長の下落局面となっている。

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