米シェブロン:インドネシア沖深海から天然ガス掘削開始も-16年めど

米2位の石油会社、シェブロンは29日、 2016年までにインドネシア沖の深海部から天然ガスの掘削を開始する可能性 があることを明らかにした。天然ガス価格が過去最高値近くとなるなか、アジ ア諸国への輸出を押し上げたい考えだ。

シェブロンのインドネシア・フィリピン事業責任者、スティーブ・グリー ン氏はジャカルタで、ボルネオ島沖合のガナル鉱区で、日量最大で10億立方フ ィート(約2832万平方メートル)に「近い」天然ガスを生産できる可能性があ ると述べた。これは世界3位の液化天然ガス(LNG)輸出国、インドネシア の現在の生産高の13%に当たる。

同プロジェクトが実現すれば、シェブロンのインドネシアでの天然ガス生 産は2倍以上に増加、東カリマンタン州ボンタンにあるLNG工場への供給が 拡大し、輸出減少の歯止めにつながる可能性がある。原油相場が3倍強上昇し、 22日に過去最高値の1バレル=135.09ドルを付けるなか、アジア諸国のLN G輸入コストは過去3年で2倍に増加している。

インドネシア国営石油会社プルタミナは、一部の既存のガス田からの生産 が減少していることから、11年3月までに現行契約が切れた後、LNGの対日 輸出は年間300万トンと75%減少すると予想している。

グリーン氏はオフィスでのインタビューで、「日本や韓国のほか、世界中の LNGの新規顧客が非常に強い興味を持っている」ことを明らかにし、「同プロ ジェクトの開発はインドネシアにとって素晴らしい好機だ」と述べた。

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