三越伊勢丹の武藤会長:男性向け高級ブランド伸びる可能性-日本市場

百貨店国内最大手である三越伊勢丹ホール ディングスの武藤信一会長兼最高経営責任者(CEO)は、東京で開催されたフ ィナンシャル・タイムズ主催の国際会議に出席した。日本の高級ブランド市場に 関するパネルディスカッションで、消費者行動の変化などについて以下のように コメントした。

――「今の20代は積極的に物を生活に取り入れるというよりも、保守的に生活 を考えている。すでに物があふれたなかで生活をしている。若い世代の取り込み 方は、年齢ではなく、家族単位でとらえたほうがいいのかもしれない。両親、祖 父母などからの所得の移転による購買という視点で考えたほうがいい」

――「男性が変わってきたと思うのは、例えば伊勢丹新宿店のメンズ館では、メ ンズ(男性向け)の化粧品売上高は年間約6億円。このうち40%がフレグラン ス(香水)となっている。一方、女性は110億円のうちの2%。メンズのフレグ ランスの規模は大きい。メンズ向け市場の伸びは大きくなっていくだろう」

――「日本人は職人という職業に強い尊敬の念を持っている国民。良質なものを 持ったら大切に使いたいという消費行動はあると思う。ブランドビジネスが記号 論として語られた時代から、今は商品力で買われる時代になってきた」

三越伊勢丹の株価終値は前日比42円(3.4%)高の1271円。

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