債券相場は大幅安、株価反発や米金利上昇を警戒-2年入札結果は無難

債券相場は大幅安(利回りは上昇)。前日の 米国債相場が下落したことや、日経平均株価の反発を警戒した売りが継続して いる。午後零時45分に発表された2年国債入札結果は、最低落札価格が予想を やや下回ったものの、無難な結果との見方が出ていた。

財務省が実施した表面利率0.9%の2年債(269回債)の入札結果によると、 最低落札価格は99円98銭(最高利回り0.91%)となり、市場予想の99円99 銭を1銭下回った。平均落札価格は99円99銭9厘(平均利回り0.9%)。

最低と平均落札価格との差(テール)は1銭9厘となり、前回の1銭1厘 からやや拡大。応札倍率は3.21倍となり、前回債の3.10倍から若干上昇した。

岡三証券経済調査部の坂東明継シニアエコノミストは、「最低落札価格が市 場予想とほぼ変わらなかった。入札への警戒感が強かっただけに、まずは無難 な結果ではないか」という。

ただ、「地合いが悪いうえ、日経平均が一時は400円超も上昇したので、積 極的な買いは入れにくい」とも指摘した。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比48銭安の134円18銭で寄り付 き、直後に78銭安の133円88銭まで下落。その後は134円付近で推移した。

午後に入り、入札結果が発表されるといったんは売りが出たが、その後は 買いも入り、一時は134円26銭まで戻す場面もあった。

6月物の売買高は午後1時32分時点で2兆8316億円程度。

現物債市場で新発10年物の292回債利回りは、前日比5.5ベーシスポイン ト(bp)高い1.795%で取引開始。新発10年債としては、2007年8月9日以来 の高水準をつけた。その後は1.78-1.795%のレンジで推移していたが、午後1 時過ぎには1.775%で取引されている。

日経平均株価は大幅反発。一時は400円超の大幅高となり、節目の1万4000 円台を回復して取引されている。

28日の米国債相場は下落。10年債利回りは今年1月以来初めて4%を上回 った。午前に発表された米製造業耐久財受注で輸送用機器を除く受注が予想に 反して増加したほか、2年債入札の需要も軟調だったのが嫌気された。

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