韓国ウォンが原油高による最大の敗者-米ゴールドマンのノードビグ氏

米証券大手ゴールドマン・サックス・グル ープによれば、過去最高値を記録した原油相場による最大の敗者は韓国ウォン だ。ウォンは燃料コストに影響される23通貨のうちで最も打撃を受けていると いう。

ゴールドマンのストラテジスト、ジェンズ・ノードビグ氏(ニューヨーク 在勤)は27日付の顧客向けリポートで、台湾ドルやフィリピン・ペソ、イスラ エル・シェケル、チリ・ペソなどについても、「現在の石油ショック」による打 撃が大きいと指摘した。

ウォンは今年に入り、対ドルで10%余り値下がりしており、16主要通貨の うちでパフォーマンスが最悪となっている。ニューヨーク原油先物相場は22日 に1バレル=135.09ドルに達し、過去最高値を更新。過去1年で2倍以上に値 上がりしている。韓国銀行は2008年の同国経常収支が11年ぶりに赤字に転じ ると予想している。

ノードビグ氏は「対国内総生産(GDP)でのエネルギー輸入の水準が高 い国々では、原油価格上昇で自国通貨が下落する公算が大きい」との見方を示 し、「原油高の悪影響を被っている通貨リストの上位には多くのアジア通貨が入 っている」と指摘した。

韓国はエネルギー需要の97%を輸入しており、世界5位の原油輸入国。同 国の今年1-3月(第1四半期)の経常赤字は52億ドル(約5450億円)と、 前年同期の17億ドルから拡大した。

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