短期市場:月末コール強含み、税揚げ越えも需要-6月末越え0.7%前半

午前の短期金融市場の無担保コール取引で は、月末越えの翌日物が強含み。月末から税揚げ日にかけて資金不足が続くため、 資金需給がやや締まってきており、引き続き1週間物で調達需要が見られる。四 半期末と外国銀行の決算が重なる6月末越えの1カ月物は0.7%台前半で推移。

翌営業日スタートの翌日物(トムネ)は、前日の加重平均0.520%に対して、

0.53-0.54%で調達に動く外銀も見られる。国内銀の調達は0.52%。月末決済 に加え、20年債の発行が重なる資金不足日。レポ(現金担保付債券貸借)は

0.53-0.54%程度で取引されている。

インターバンクの市場関係者は、ここにきて月末越えが気になる動きを見せ ており、かなり大きな資金が動く時期にさしかかるため、需給にタイト感が出る ことは避けられないとみている。

6月3日、4日の税揚げを越える1週間物は、0.60%の運用希望に対して、 調達は0.57-0.58%付近で推移しており、引き続き需要があるもよう。月初6 月2日のレポが0.54%前後で下げ渋っており、税揚げ日にかけて上昇する可能 性がある。

税揚げ日以降の焦点は6月末の資金繰り。四半期末は新BIS(自己資本比 率)規制の影響で国内銀行が運用に慎重な一方、中間決算にあたる外銀や証券は 調達意欲が強く、無担保コール1カ月物は0.72-0.73%付近で推移。金利水準 が高いため、調達側は他のターム(期日)物も含めて水準を探り直しているもよ うだ。

翌日物0.50-0.505%

無担保コール翌日物は0.50-0.505%。月末や税揚げを控えて準備預金の積 み需要は底堅いが、落ち着いた展開が続いている。準備預金の積みの進ちょく率 かい離幅がプラス2.7まで拡大しており、月末や税揚げを控えて国内銀行が積み 上げを進めているもようだ。

準備預金(除くゆうちょ銀)は前日比2000億円減の5兆4000億円程度。残 り要積立額(1日平均4兆6300億円)と積み終了先(28日は1000億円)から 推計した実質的な中立水準は4兆7000億円程度に下がっており、資金需給の余 裕はある。

金利先物は軟調

ユーロ円金利先物相場は軟調(金利は上昇)。米国では耐久財受注が予想を 上回ったことで景気懸念が和らぎ、原油高によるインフレ圧力もくすぶるなか、 株高・債券安の展開で、国内市場も流れを引き継いでいる。この日の2年債入札 を控えて中短期金利の上昇圧力も警戒されている。

中心限月となった2009年3月物は前日比0.030ポイント安い98.895で取引 を始め、一時0.045ポイント安の98.880(1.120%)と15日以来の安値をつけ た。その後は98.905まで下げ幅を縮小する場面も見られた。期先に影響を与え る2年債利回りは3.5ベーシスポイント上昇の0.885%、2年スワップは1.25-

1.26%付近と、前日の1.22-1.24%を上回っている。

前日は米10年債利回りが約5カ月ぶりに4%を上回った。国内市場も流れ を引き継ぎ、10年債利回りは約9カ月ぶりの高水準となる1.8%手前まで上昇。 一方、日経平均株価は300円を超える急反発となっている。

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