日経平均14000円回復、米指標底堅さで電機など高い-債券売りも効く

午前の東京株式相場は、先物主導で上げ 幅を拡大。米国の耐久財受注が予想ほど落ち込まなかったことや為替の円安傾 向から、輸出関連株中心に上昇。中でもアドバンテストや京セラ、TDKなど 電機株の上昇で、こうした値がさ株の寄与度が大きい日経平均株価は一時400 円以上高くなった。4日ぶりに1万4000円台を回復、東芝や日本製鋼所など 原子力関連株も活況を呈している。

三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部長は、「米独英など世界的に金利上 昇が顕著となっており、インフレ懸念による悪い金利上昇の側面が大きくなっ ている」と指摘。金利上昇によって薄商いの中で債券先物と株式先物とのトレ ードが株価を大きく振り回している側面が強いとし、「日本株は今週に入って 上げ下げを1日おきで繰り返すなど、相場のトレンドを読む状況にはない」 (同氏)と話した。

午前の債券市場は大幅安(利回りは上昇)となり、新発10年債利回りは 一時、昨年8月以来の高水準となる1.795%に上昇。債券先物売り・株式先物 買いの取引が入りやすい状況となっている。

午前10時4分時点の日経平均株価は前日比333円60銭(2.4%)高の1 万4043円4銭、TOPIXは28.22ポイント(2.1%)高の1376.91。東証1 部の売買高は概算で5億5333万株。値上がり銘柄数は1291、値下がり銘柄数 は284。東証業種別33指数の騰落状況は全業種が高い。

CKSが大幅高、ユニデンはストップ安売り気配

個別に材料が出ている銘柄では、野村証券金融経済研究所が格上げしたサ ークルKサンクスが大幅高。オリックスが保有する同社の優先株計1000万株 を取得して自己株として消却すると発表した大京、ハイブリッド自動車用リチ ウムイオン電池の事業展開を加速させる三洋電機、ゴールドマン・サックス証 券が格上げした日立製作所も上げた。

半面、前期業績が従来予想を下回ったユニデンが値幅制限いっぱいのスト ップ安売り気配。ゴールドマン・サックス証券が「売り」に格下げしたOKI は急落している。

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