OKI株急落で200円割れ、今期140億円の最終赤字-投資判断下げも

OKI(沖電気工業)の株価が急反落。今期 (2009年3月期)の業績が最終赤字に転落する見通しとなったことが嫌気された ほか、一部証券会社の投資判断引き下げも悪材料視されている。この日は売り気配 で始まり、前日比19円(8.7%)安の199円で取引を開始。4月18日以来、200 円を割り込んだ。

OKIは28日、半導体事業を10月1日に分社した上で半導体メーカーのロー ムに売却する方針とともに、今期の純損益が140億円(前期は5億6700万円の黒 字)の赤字に転落すると発表した。棚卸資産の評価基準で評価損の計上を見込むこ とが主因だ。

売上高は前期比2.7%減の7000億円、営業利益はほぼ倍増の120億円をそれ ぞれ予想。部門別の営業損益は、情報通信が前期の17億円の赤字から80億円の黒 字に、半導体が38億円から40億円へ小幅増益、プリンターは86億円から70億円 への減益を見込む。

ゴールドマン・サックス証券の松橋郁夫アナリストは28日付のリポートで、 今期予想について「通信事業を中心に強気過ぎる印象」と、下方修正の可能性に言 及。その上で、「半導体事業売却の判断自体は適切と考えるが、同社株を切り上げ る要因としては弱いと思われ、むしろ材料出尽くしと捉えられそう」(同氏)との 見方を示した。このため、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げ、今後12 カ月の目標株価も180円から170円に小幅修正した。

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