日経平均が200円超高、輸出中心に上昇-米耐久受注底堅さと円安好感

朝方の東京株式相場は、反発して始まっ ている。米国の耐久財受注が予想ほど落ち込まなかったことや為替の円安傾向 から、トヨタ自動車やソニー、コマツなど輸出関連株中心に上昇。みずほフィ ナンシャルグループなど銀行株、原油価格の反発を受けた三菱商事などの大手 商社株もそれぞれ堅調。日経平均株価は200円以上高くなった。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリストは、 「米株高・円安を好感して始まった」と指摘。ただ、日経平均株価の1万3900 円台から上値は戻り売り圧力も出てきやすいとし、「債券市場や為替市場をみ ながらの展開となりそうだ」と見ている。

午前9時21分時点の日経平均株価は前日比196円75銭(1.4%)高の1 万3906円19銭、TOPIXは13.61ポイント(1%)高の1362.30。東証1 部の売買高は概算で2億674万株。値上がり銘柄数は1180、値下がり銘柄数は 342。東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種30、値下がりが3。

米耐久財は底堅さ示す

米商務省が28日に発表した4月の米製造業耐久財受注額は、前月比0.5% 減少。航空機や自動車への需要の落ち込みが影響したが、ブルームバーグ・ニ ュースがまとめたエコノミスト予想中央値1.5%減ほど悪くなかった。変動の 大きい輸送用機器を除く受注では2.5%増と、昨年7月以来で最大の伸びを記 録(エコノミストの予想中央値は0.5%減)。電子機器や機械の受注拡大が顕 著で、特に電子機器は前月比28%増と過去最大を記録した。

米国の製造業部門が底堅さを示し、米10年債利回りは1月以来となる 4%台を回復。外国為替市場ではドルが全面高となった。対円では2週間ぶり の高値を示現し、東京時間午前では1ドル=104円台後半で推移する。業績不 安感が後退する輸出関連株中心に、下値での買いが膨らんでいる。

大京が急伸、OKIは急落

個別に材料が出ている銘柄・業種では、オリックスが保有する同社の優先 株計1000万株を取得して自己株として消却すると発表した大京が急伸。ハイ ブリッド自動車用リチウムイオン電池の事業展開を加速させる三洋電機、ゴー ルドマン・サックス証券が格上げした日立製作所、日興シティグループ証券が 投資判断を引き上げた川崎重工業も上げた。三菱UFJ証券が目標株価を大幅 に引き上げた日本製鋼所は売買を伴って大幅高。

半面、ゴールドマン・サックス証券が「売り」に格下げしたOKIが急落。 日本工業規格が義務付ける水圧試験が行われていないのに、ねつ造されたデー タのまま円筒状鋼管を出荷していたことが分かった、と29日付の読売新聞朝 刊が報じた新日本製鉄は軟調。モルガン・スタンレー証券が投資判断を格下げ した三菱地所も安い。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE