NTT都市株が反発、優良さで中期計画前倒し達成も-大和総研格上げ

NTT都市開発の株価が急反発。優良資産 を持つ上、NTTグループとの協働も徐々に進んでいることから、昨年発表され た2010年度を最終年度とする中期経営計画は前倒しでの達成もありそうとの見 方が一部アナリストの間から出た。業績の先行きを楽観視した買いが優勢となり、 一時前日比1万3000円(8.3%)高の17万円まで上昇。出来高は8000株を超え 前日の3倍近くに膨らむ。

大和総研の中川雅人アナリストは28日付のリポートで、「業績に派手さは ないが堅調で、現在の3カ年中期経営計画も前倒しで達成される公算がある。 2010年度の経常利益は会社目標を2割近く上回ることが期待される」と評価し た。同総研では良質の賃貸ポートフォリオ、高い財務クレジットなども勘案し、 NTT都市の投資判断を5段階評価の「3」から「1」に2段階引き上げ、今後 6カ月程度の期間での目標株価は20万円としている。

NTT都市開発は、ビル賃貸やマンション分譲などを展開。昨年11月に公 表された3カ年計画によると、最終年度の2010年度までに売上高は1800億円、 経常利益は305億円を目標としている。オフィスビル「秋葉原UDX」(東京・ 外神田)の持分の追加取得、「大手町ファーストスクエア」での主力テナントの 賃料改定、「グランパーク」でのテナント入れ替えに伴う収益増加など控え、 「3カ年計画は超過達成の可能性が大きい」(中川氏)ようだ。

また、ビル開発においてNTTグループとの協働が長らく期待されてきたが、 福岡の「NTT天神ビル」敷地の一部を定期借地により商業施設を開発すること が決定、NTTグループ所有の優良の土地でのソリューションビジネスが1歩前 身した。「ゆっくりではあるが、目に見える形で前進した点は前向きに評価でき る」(中川氏)という。

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