短期市場:翌日物は横ばいか、税揚げ日のレポ注目-準預5.4兆円に減少

短期金融市場の無担保コール翌日物は横ば いか。月末や税揚げを控えて準備預金の積み需要は底堅いものの、足元のレポ (現金担保付債券貸借)は低位安定が続いている。もっとも、焦点となる6月3 日の税揚げ日のレポ取引は金利上昇も警戒され、動向が注目される。

28日の加重平均金利は0.1ベーシスポイント低下の0.502%。朝方に証券が

0.51%で調達した後は0.50-0.505%の狭いレンジが続いた。準備預金が5.6兆 円と高水準だったが、0.50%は底堅かった。29日スタート分は0.52%程度、ユ ーロ(オフショア)円は0.55%程度、レポは0.51%程度だった。

準備預金の積みの進ちょく率かい離幅がプラス2.7まで拡大しており、月末 や税揚げを控えて国内銀行が積み上げを進めている。月末30日は20年債発行も 重なる資金不足日だが、レポは0.55%から0.53%に低下しており、需給要因の 影響は小さいもようだ。

一方、6月2日の政府短期証券(FB)発行日のレポは0.53-0.55%程度 で下げ渋り。大手銀行を中心に資金需要が見込まれる6月3日、4日の税揚げ日 は、いったん金利上昇も予想される。今後の足元資金の運用動向を見るうえで、 税揚げ日以降のレポも注目されそうだ。

無担保コールのターム(期日)物では、税揚げ日をまたぐ1週間物が0.57 -0.59%程度、6月末を越えない1カ月物は0.58-0.59%程度で推移した。

調節見送り予想-準備預金5.4兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比6000億 円増加の8兆1000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は2000億円減少の5 兆4000億円程度になる見込み。市場では調節見送りの予想が多い。

準備預金の残り要積立額(1日平均4兆6300億円)と積み終了先(28日は 1000億円)から推計した実質的な中立水準は4兆7000億円程度に下がっている。

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