米リーマンは引き続き「資本不足」-グリーンライトのアインホーン氏

【記者:Josh Fineman、 Rhonda Schaffler】

5月28日(ブルームバーグ):ヘッジファンド、グリーンライト・キャピ タルの運用者、デービッド・アインホーン氏によると、信用市場での損失から 立ち直るために60億ドル(約6300億円)の増資を実施した米証券4位のリー マン・ブラザーズ・ホールディングスは、さらに資本を増強する必要がある。 同氏はリーマンの株価下落を予想している。

アインホーン氏は28日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、 この1年間にリーマンに約30億ドルの評価損・損失をもたらした信用収縮は、 終息には「程遠い」と述べた。また「リーマンは資本不足だ。信用危機の進行 で、同社は引き続き二重の打撃を受けている」と指摘した。

先週のニューヨークでの会議での発言も含め、アインホーン氏はここ数カ 月、リーマンの会計処理を批判している。リーマンが第1四半期の前に債務担 保証券(CDO)の保有を公表しなかったと指摘したほか、商業用不動産ロー ン関連資産を時価評価していないと主張している。

リーマンは発表文で、「アインホーン氏はわれわれの当局への届出書から都 合の良い部分だけを抜き出し、文脈を無視して取り上げ、ゆがんだ解釈でリー マンの財務状況について誤った印象を与えた。同氏はリーマン株でショート(売 り持ち)のポジションを取るため、自らの立場に沿った発言をしている」と指 摘。「アインホーン氏は個人的な利益達成という同じ希望のために、根拠がない 主張も行った」と強調した。

アインホーン氏によると、リーマンはバランスシート上のCDO65億ドル を第1四半期末の当局への届け出まで公表しなかった。これに対しリーマンの 広報担当、ケリー・コーエン氏は、届出書では65億ドルが「他のABS」とな っていることを指摘。CDOがそれに占める割合は低いと説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE