欧州株:4日ぶり上昇、航空・自動車など高い-利益見通し改善で買い

欧州株式相場は4営業日ぶりに上昇。原油相 場下落や米製造業耐久財受注の内容が予想を上回ったことを受け、航空会社や自動 車メーカー、小売り企業の利益見通しが改善されたことが背景。

ドイツのルフトハンザ航空は3日続伸し、独スポーツ車メーカーのポルシェは 7日ぶりに上昇した。燃料コストの上昇が利益を押し下げるとともに、消費者支出 に打撃を与えるとの懸念が和らいだことがきっかけ。スイスの電力網敷設大手、A BBは大幅高。米統計で、製造業が海外需要により景気減速の影響を乗り切ること ができることを示唆したことが好感された。

ガートモア・インベストメント・マネジメント(ロンドン)で40億ドル相当 の株式運用に携わるエド・ウォレス氏は、「インフレと景気への影響に関して、株 式市場では原油が大きな懸念材料となっている」と指摘。「原油相場が下落した結 果、市場全体の投資意欲が若干改善するだろう」との見方を示した。

ダウ欧州株価指数は前日比0.9%高の320.15で終了。同指数を構成する18 産業グループすべてが上昇した。ダウ欧州50種株価指数は0.8%高、ダウ・ユー ロ50種株価指数は0.9%上げた。

米商務省が同日に発表した4月の米製造業耐久財受注額(輸送用機器除く) は前月比2.5%増と、昨年7月以来で最大の伸びを記録した。全体では減少したが、 下げ幅はエコノミスト予想を下回った。

ヘンダーソン・グローバル・インベスターズの戦略・経済担当ディレクター、 トニー・ドルフィン氏(ロンドン在勤)は「統計は株価にとって良い兆候だ。海外 需要が受注を堅固にしているようだ」と指摘した。

ルフトハンザは2.4%上昇。英航空会社のブリティッシュ・エアウェイズ(B A)は4.1%高となった。ポルシェは1.2%上げた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物7月限は一時、前日比

2.89ドル安の1バレル=125.96ドルまで下落した。前日は3ドル強下げた。

ABBは1.3%高と、1週間ぶりの大幅高。英小売り大手のJ・セインズベリ ーは3.1%、スウェーデンの衣料小売り大手、ハネス&モーリッツ(H&M)は

2.9%ぞれぞれ上げた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比11.1ポイント(0.2%)高の6069.6。FTオー ルシェア指数は同5.21ポイント(0.2%)上げて3089.84。

ドイツのDAX指数は75.18ポイント(1.1%)上げ7033.84。HDAX指 数は37.38ポイント(1.1%)高の3605.90。

フランスのCAC40指数は64.55ポイント(1.3%)上昇し4971.11で終 了した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE